シネマの窓(11/12)

カテゴリ「シネマの窓」の記事

2014年2月10日 (月)
小さいおうち

 山田洋次監督が監督として造る82作目。
 2010年、「小さいおうち」で直木賞を受賞した中島京子の小説を映画化。

 1935年(昭和10年)、女中奉公のため山形から東京へ来たタキ(黒木華、晩年を倍賞千惠子)が後年、奉公した時代を回想する形で物語りは進行する。

 タキが奉公にあがったのは小説家・小中先生(橋爪功・吉行和子)の家、そこで三人目の女中さんとなる。一年後タキは小中先生の紹介で勤め人・平井雅樹(片岡孝太郎)の家で奉公する。平井には妻・時子(松たか子)と男の子が一人いる。

 平井家の赤い屋根の「小さなおうち)に住む時子の、夫の部下・板倉正治(吉岡秀隆)に寄せる許されぬ愛や平井一家の家族愛が、戦争の時代を伸びやかに生きた中産階級の暮らしと共に、丁寧に描かれている。
 80歳代になったタキが親類の青年・健史( 妻夫木聡)にあの時代は良かったと語り、健史は暗い時代にノンキにとタキを非難する。

 どんな時代であっても、懸命に生きた者には、その時代が楽しいものになる。

 暗い時代にも時子のように、自分の心のまゝに生きた人たちがいたことに「ホット」する。

 山田洋次監督が今を生きる若者にメッセージを贈る。
 召集礼状で駆り出される板倉が時子の息子に言う、「しっかり勉強して賢い人間になれ」。

 (於て 神戸国際松竹 スクリーン2 02/07日)
監督:山田洋次
原作:中島京子
脚本:山田洋次/平松恵美子
音楽:久石譲
撮影:近藤眞史
出演:松たか子/ ラサール石井/ 片岡孝太郎/ 黒木華/ 林家正蔵/ 吉岡秀隆/ 室井滋
/倍賞千恵子/ 秋山聡/ 螢雪次朗/ 吉行和子/ 市川福太郎/ 橋爪功/ 小林稔侍/
/ 夏川結衣 /松金よね子/ 妻夫木聡/ 木村文乃/ あき竹城/ 中嶋朋子/ 笹野高史
/ 米倉斉加年
配給:松竹
公開:2014年01月25日
2014年/日本/136分

↑ 神戸国際会館11階にオープンエアーの英国式ガーデニング(KOKOMIC garden)がある。その横が映画館。

投稿者 愉悠舎 日時 2014年2月10日 (月) シネマの窓 | 個別ページ


2014年2月22日 (土)
エヴァの告白

 第一次世界大戦後の1921年、いまだ戦火収まらぬポーランドを逃げ、アメリカへやって来たエヴァ(マリオン・コティヤール)とその妹。
 ニューヨークにたどり着いたが、妹は病気で隔離され、エヴァもチョットした理由で、入国を拒否される。
 強制送還を待つエヴァを助けたのは、移民の女性たちを使い怪しい商売に明け暮れるブルーノ(ホアキン・フェニックス)。
 エヴァは生きて行くために娼婦に身を落とす。
 エヴァに思いを寄せるマジシャンのオーランド(ジェレミー・レナー)に、エヴァは一筋の光を見出すがはかなく消える。

 父母を戦争で亡くした姉妹が、幸せを求めてアメリカへやって来る。幸せになれるはずのアメリカは夢の国ではなかった。
 夢やぶれ、身を落としながらも、懸命に生きようとするエヴァ。
 エヴァは言う、「ただ生きようとした。 それが罪ですか?」。

 過酷な運命にもてあそばれる薄幸な女性を、光と影が交差する1920年初頭のニューヨークに、屈折した人々の精神を沈めている。

 (於いて:シネ・リーブル神戸 劇場③ 02/22日)
監督・製作:ジェームズ・グレイ
脚本:ジェームズ・グレイ/リチャード・メネロ
撮影:ダリウス・コンジ
音楽:クリス・スペルマン
出演:マリオン・コティヤール/ホアキン・フェニックス/ジェレミー・レナー
英題:THE IMMIGRANT
配給:ギャガカラー
日本公開:2014.02.14日
2013年/アメリカ・フランス/118分

 映画を観たあと、ワイフたちの会合に合流すべく、時間待ちのため三宮のインターネットカフェでこのブログを書いた。(午後8時半)

投稿者 愉悠舎 日時 2014年2月22日 (土) シネマの窓 | 個別ページ


2014年5月27日 (火)
ニューヨーク冬物語

 「ダ・ヴィンチ・コード」の脚本を手がけたアキヴァ・ゴールズマンが初めてメガホンをとった。
 マーク・ヘルプリンのベストセラー小説を映画化したファンタジードラマ。

 ニューヨークを舞台に、100年の時空を超えた男の愛の物語。

 1895年、肺結核のため入国を拒否された夫婦が、幼児をボートに乗せニューヨークの海に浮かべる。
 ブルックリンに漂着し、拾われた幼児は、ギャング・パーリー・ソームズ(ラッセル・クロウ)に可愛がられ、ストリートギャング・ピーター・レイク(コリン・ファレル)へと成長した。

 1916年、ギャングから抜けようとしたピーターはバーリーたちに追われ、白馬に助けられる。
 白馬に導かれ盗みに入った家で、病気の娘・ベバリー・ペン(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)に出会う。
 べバリーの死により、束の間の恋が終わる。
 ピーターはブルックリン橋からバーリーに突き落とされる。

 2014年、冬のニューヨーク。100年の間、全ての記憶をなくし、若き日の姿のまゝ生きたピーターは、セントラルパークを彷徨い歩く途中、新聞記者バージニア(ジェニファー・コネリー)とその娘に出会う。
 ピーターは母子に自らの生きる使命を悟り、ベバリーとの運命的な出会いと、はかなかった恋の記憶が甦り、目の前で消えようとする幼い命を救うべく、生かされていた己の役割を自覚する。

 「なぜ、俺は生きている」とピーター、バージニアは言う、「やるべき事があるのよ」。

 誰の人生にも果たすべき役割がある。その役目を終えるまで人は生かされる。

 今を生きる人々へのメッセージがファンタジックなニューヨークの冬景色に冴える。

 (於て 神戸国際松竹 スクリーン1 05/23日)
監督:アキヴァ・ゴールズマン
原作:マーク・ヘルブリン
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
撮影:キャレブ・デシャネル
音楽:ハンス・ジマー他
出演:コリン・ファレル/ジェニファ・コネリ/ウイルアム・ハート/エヴァ・マリー・セイント/ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ/ラッセル・クロウ/マッケイラ・トウィッグス/リプリー・ソボ
原題:Winter’s Tale
配給:ワーナー・ブラザース
日本公開:2014.5.16
2014年/アメリカ/118分
投稿者 愉悠舎 日時 2014年5月27日 (火) シネマの窓 | 個別ページ


2014年6月 7日 (土)
ダブリンの時計職人

 ロンドンで職を失った中年の時計職人・フレッド(コルム・ミーニー)は故郷のアイルランドに帰ってきた。
 住む家のないフレッドは車での生活を余儀なくされる。
 そこでドラッグにおぼれた青年・カハル(コリン・モーガン)と出会う。自分の身さえ処すことの出来ないカハルだが、フレッドの身を案じて何かと面倒を見る。
 カハルのおかげで人生に明るさを取り戻して行くフレッド。
 フレッドはふとしたことで夫を亡くしたピアノ教師・ジュールス(ミルカ・アフロス)に出逢い、カハルの支援を得て、少しずつ彼女に近づいて行く。

 夢破れ故郷に帰ってきたものの失業手当の受給もまゝまならない中年男と、ドラッグから逃れようともがく若い男の、心温まる交流を、失業者の溢れるダブリンに映し、アイルランドが抱えるカトリックの倫理観や深刻な失業問題などを冷えたダブリンの冬空にダブらせている。

 貧しく、心優しき人たちの心の再生を温かく見守っている。
 (於いて:元町映画館 06/05日)
監督:ダラ・バーン
脚本:キーラン・クレイ
音楽:ナイアル・バーン
出演:コルム・ミーニー/コリン・モーガン/ミルカ・アフロス
原題:Parked
配給:アップリンク
日本公開:2014.3.29日
2011年/アイルランド・フィンランド/94分

 初めて「元町映画館」に入った。
 メジャーな映画館からこぼれた評判の映画、収益性の低い映画や新進作家の作品等を公開している。
 67席(筆者が数えた)のアート系ミニシアターである。
 場所は元町商店街にあり、2009年11月15日にオープンした。

「・・・ 淀川長治氏が尊敬したチャップリンが来日した神戸港。そのシンボルであるポートタワーの勇姿を臨む元町商店街。
この由緒ある地に、私たちは『「映画芸術の存続と継承』」、そして「地域の活性化」を目指し、その土地に密着した文化発信の場所として、映画文化を取り戻すべく、ミニシアター『元町映画館』を設立しようとするものです。」(元町映画館設立趣意書)

投稿者 愉悠舎 日時 2014年6月 7日 (土) シネマの窓 | 個別ページ
2014年6月22日 (日)


春を背負って

 数多くの記憶に残る映像を世に送ってきたカメラマン・木村大作が「劔岳 点の記」に続き、再びメガホンをとった。
 原作は笹本稜平の同名小説。舞台を奥秩父から立山連峰に移しての撮影。

 立山連峰の麓(ふもと)に育った長嶺亨(松山ケンイチ)は、ひとの金を右から左へ動かし、利ざやを稼ぐトレーダーとして東京で働いていた。

 ある日、山小屋を経営する父・勇夫(小林薫)が立山で滑落した人を助けようとして命を絶つ。

 急きょ、富山に帰ってきた亨は、民宿を営む母・菫(檀ふみ)や遭難しそうになったところを勇夫に救われ、山小屋で働くようになった若い女性・高澤愛(蒼井優)らに接するうち、亨は勇夫の跡を継ごうと決心する。
  父はかつて亨の仕事を、あぶく銭を得るような仕事は男のやることではないと、額に汗する尊さを語っていた。
 亨は父の思いに寄り添って山小屋に生きる。

 険しい山谷を越えてきた人たちが、身の丈に合った荷物を「背負」い、一歩一歩「春」に向かう歩みが清々しい。

 自然を畏怖し、自然に抱かれ生きる人々の交流を、北アルプスの美しい四季に散りばめている。

(於いて 神戸ハーバーランド OSシネマズ スクリーン6)

監督:木村大作
原作:笹本稜平
脚本:木村大作/瀧本智行/宮村敏正
撮影:木村大作
音楽:池辺晋一郎

出演:松山ケンイチ/蒼井優/檀ふみ
   /小林薫/豊川悦司/新井浩文
   /吉田栄作/安藤サクラ
   /池松壮亮/仲村トオル
   /市毛良枝
   /井川比佐志/石橋蓮司
配給:東宝
劇場公開日:2014/6/14
2014年/日本/116分
投稿者 愉悠舎 日時 2014年6月22日 (日) シネマの窓 | 個別ページ

 

 

 

 


2014年8月23日 (土)
サンシャイン♪歌声が響く街

 スコットランドのリースを舞台にしたミュージカルの映画化。

 エデインバラ郊外の小さな町・リースに生きる人たちの物語。

 結婚25周年を迎えた夫婦・ロブ(ピーター・ミュラン)とジーン(ジェーン・ホロックス)、兵役から戻ったその息子、アメリカのフロリダで看護師の勉強に励み「準医師」になる夢を抱く娘、そして彼らを取り囲む友人や恋人たち。
 彼らが織り成す悲喜こもごもな日常を、ヒット曲「Sunshine on Leith」にのせて描いている。

 悩み傷つき、目の前の苦難に立ち向かう人たちのピュアな心が、スコットランドの平穏な風景に溶け込み、再生を誓う人々を後押ししている。

 まゝならぬ人生だが、健気に生きる人々の明日に立ち向かう姿勢に、気持ちが洗われる。

 スコットランド人は海を渡る!ロブの言葉の中にイングランドを超えようとするスコットランドの意地を見る。

 (於いて:シネ・リーブル神戸 劇場② 08/21日)
監督:デクスター・フレチャー
音楽:ポール・イングリッシュビー
出演=ピーター・ミュラン/ジェーン・ホロックス/ジョージ・マッケイ

原題:Sunshine on Leith
配給:ギャガ
日本公開:2014.8.01日
2013年/イギリス/100分
投稿者 愉悠舎 日時 2014年8月23日 (土) シネマの窓 | 個別ページ


2014年12月 8日 (月)
紙の月

 直木賞作家・角田光代の同名小説の映画化。
 主演の宮沢りえは今年、第27回東京国際映画祭のコンペティション部門で、最優秀女優賞を受賞した。

 夫と二人、普通に生きる梅澤梨花(宮沢りえ)が、フトしたことで、自ら働く銀行の金に手を染め、若い不倫相手のために横領を重ね、共に豪奢な生活に溺れてゆく。

 どこにでもいる女性が鬱屈した閉塞感を、結果として横領に出口を求め、ひとときの快楽に身を委ねる。

 ごく普通に生きる女性が犯罪人へ落ちて行く現代社会の危うさと、カネ、カネ・・・のマネー主義に毒された現代の日本に警鐘を鳴らしている。

 現代女性の「カゲ」を映し出す宮沢りえの表情が素晴らしい。

 (於いて 神戸ハーバーランド OSシネマズ スクリーン1 12/05)
監督:吉田大八
原作:角田光代
脚本:早船歌江子
撮影:シグママコト
音楽:little moa/小野雄樹紀/山口龍夫
出演:宮沢りえ/池松壮亮/大島優子/石橋蓮司/小林聡美/他
配給:松竹
日本公開:2014/11/15
2014年/日本/126分
投稿者 愉悠舎 日時 2014年12月 8日 (月) シネマの窓 | 個別ページ


2014年12月20日 (土)
おやすみなさいを言いたくて

 2013年モントリオール世界映画祭審査員特別賞をはじめ多くの賞を受賞した作品。

 世界各地、紛争の有る地域を飛び歩き、その事実をカメラに収める女性報道カメラマン・レベッカ(ジュリエット・ビノシュ)の過酷な社会の現実と、隣り合わせの危険を心配する家族との狭間に揺れる心の葛藤を描いている。

 アフリカや中東での紛争の裏に多国籍企業の思惑や当事国有力者の権力争いがあり、その犠牲になるのはいつも多くの名もなき貧しい人々である。

 娘のステラ(ローリン・キャニー)がレベッカに問う「なんで報道カメラマンになったの?」、レベッカは応える「怒りよ」。

 危険をかえりみず、ヒューマンな心をレンズに託し、悲惨な一コマひとコマを切り取り、それを世界の人々に伝える。
 レベッカは言う、「それを見て人は行動を起こせばよい」。

 この映画はジャーナリストとは何かを問うている。

(於いて 元町 シネ・リーブル神戸) 
監督:エーリック・ポッペ
脚本:ハーラル・ローセンーヴ・エーグ/ エーリック・ポッペ
音楽:アルマン・アマール
出演:ジュリエット・ビノシュ/ニコライ・コスター・ワルドー/ローリンキャニー
原題:TUSEN GANGER GOD NATT
英題:A THOUSAND TIMES GOOD NIGHT
配給:KADOKAWA
日本公開:2014/12/13
2013年/ノルウェー・アイルランド・スウェーデン/108分
投稿者 愉悠舎 日時 2014年12月20日 (土) シネマの窓 | 個別ページ


2014年12月31日 (水)
バンクーバーの朝日

↓ 歳の瀬の30日、神戸ハーバーランドは人でごった返していた。映画館内もご覧の人だかり。

 戦前、カナダのバンクーバーで差別や偏見にもめげず、野球に打ち込んだ日系人・野球チーム「バンクーバー朝日軍」の物語。
 第33回バンクーバー国際映画祭・観客賞受賞。
 チームメイトや家族との葛藤を経て、カナダのチームと互角に戦うまでの苦難の軌跡を、バンクーバーのさびれた日本人街にかもし出している。
 移民一家の父と子の微妙なズレ、夫婦の愛と憎しみなどが異郷の地にさりげなく描かれている。
 戦後の日本を予感させる作品である。

(於て ハーバーランド OSシネマズ 9 12/30日)
監督:石井裕也
脚本:奥寺佐渡子
撮影:近藤龍人
音楽:渡邊崇
出演:妻夫木聡/池松壮亮/亀梨和也/勝地涼/上地雄輔/宮崎あおい/貫地谷しほり他
配給:東宝
日本公開:2014/12/20
2014年/日本/132分
投稿者 愉悠舎 日時 2014年12月31日 (水) シネマの窓 | 個別ページ


2015年2月22日 (日)
繕い裁つ人

 祖母からの店を継いで仕立て屋を営む一江(中谷美紀)は、先代の祖母が愛用した足踏みミシンと裁縫台を使い、洋服の仕立て直しと、サイズ直しに明け暮れていた。

 そんなある日、デパートに勤める藤井(三浦貴大)が一江にブランド化の話を持ってくる。
 熱心にブランド化を説く藤井に一江は耳を貸そうとしない。

 「二代目の仕事は一代目の仕事を全うすること」、一江は一途に祖母の道を追う。

 「夢見るための服を造っているんです、生活感だしてたまるもんですか」、一江は藤井に言う。

 監督・三島有紀子は1969年、大阪・北新地に生まれ、阪神間の学校に学んだ。三島有紀子が神戸の街を背景に、流されない仕立て職人の矜持に迫る。

 「着る人の顔が見えない洋服なんて造れない」、一生着続けられる服を造りたいと、背筋を伸ばして生きる一江、一江を演じる中谷美紀の凜とした姿勢に胸を打たれる。

 私に、一江が踏みしめた地を訪れ、ひと時を共有したいと思わせる、そんな作品である。
             
☆「繕い裁つ人」のロケ地;
・南洋裁店:旧平賀邸(川西市・歴史的建造物)
・雑貨店:NAIFS(ナイーフ・神戸市東灘区)
・カフェ:珈琲店サンパウロ(神戸市中央区山本通2-13-16サンシャインコート1F)
・結婚式のシーン:旧グッゲンハイム邸(神戸市垂水区塩屋町)
・夜会の会場:神戸どうぶつ王国(旧神戸花鳥園)
・図書館:(神戸女学院、三島有紀子監督の母校)
 (於て 神戸国際松竹 02/17日)
監督:三島有紀子
原作:池辺葵
脚本:林民夫
編集:加藤ひとみ
撮影:阿部一孝
美術:黒瀧きみえ
音楽:小林洋平
衣装:伊藤佐智子
出演:中谷美紀/三浦貴大/片桐はいり/黒木華/中尾ミエ/伊武雅刀/余貴美子
配給:ギャガ
公開日:2015/01/31
2015年/日本/104分
投稿者 愉悠舎 日時 2015年2月22日 (日) シネマの窓 | 個別ページ