淡路の木漏れ日 7
桜・諭鶴羽(ゆづるは)ダム
サクラの見納めに淡路島の南端・諭鶴羽山の麓へ。
今シーズン最後の花見はポカポカ陽気。
諭鶴羽ダム周辺に700本のソメイヨシノ。
諭鶴羽山の斜面に山桜が少し赤みを輝かせている。
散りゆくソメイヨシノが水面を薄く染めている。
湖畔を埋めるソメイヨシノと山の斜面に山桜
諭鶴羽山系から流れ落ちた水がダムへ注ぐ途中の河畔
桜・5景




投稿者 愉悠舎 日時 2014年4月 9日 (水) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
ランチビュッフェ&スパー
昨日、台風の到来をよそに、淡路島の南端に出かけた。
行先は福良の「休暇村 淡路」、目的はランチと温泉。
此処を訪れるのは始めてである。
2階のレストランから福良湾が望め、観潮船の着く波止場や「3年とらふぐ」の養殖場が見える。
ランチビュッフェは淡路の食材を使った料理もあり、その中心に「淡路たまねぎ」がある。
7、8月はカレーフェアを開催している。
ランチをしたあと、同じ2階にある「潮騒の湯」につかる。ここから鳴門海峡が望める。あいにくの曇天で、鳴門大橋もうっすらとしか見えない。
「休暇村 淡路」に遊んだお代は、ランチ1,540円×2人-300円(レディーズDAYにつき300円引き)=2780円、 入湯料(一人820円)はランチに入浴券が付いているので不要、 生ビール570円×2=1140円、締めて3920円なり。リーズナブルな料金に大満足。
帰路福良港の「道の駅」に寄ったついでに、2年前オープンした淡路人形座新館(人形浄瑠璃館)を外から眺めた。鋼メッシュを外装に使った曲面の建物は人形浄瑠璃の黒子を彷彿させ、見る者の目を奪う。
五百年の歴史を誇る淡路人形浄瑠璃に栄光と幸いあれ。
投稿者 愉悠舎 日時 2014年7月10日 (木) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
台風通過のあとさき
台風8号が淡路沖のはるか~、太平洋を通過していった。
日本列島に寄り添うように吹き抜けて行った台風8号は、11日午前5時前に千葉県へ再上陸したあと、昼前には関東の東海上へ抜け、温帯低気圧に変った。
台風が淡路の南沖、室戸岬と和歌山の潮岬を結ぶあたりを通過しているとき、淡路島の上空に虹が懸かった。「台風の目」に入ったのだろう。
「台風の目」は渦巻きの中心部にできる雲のない空洞部分のことで、目の直径は20kmから大きいのは200kmもあるらしい。
「 台風の目」に入ると青空が見える。今まで幾度か「台風の目」の上に広がる青空を見たことはあるが、虹を見るのは始めてである。
下の画像は虹を見たとき(午後5時頃)と、その前の暴風圏(午後1時頃)の中にいる頃、回廊から撮った画像である。虹が出現したとき、「台風の目」の中心までの距離は100kmほどであった。虹が消えたあと、もとの台風に戻った。

投稿者 愉悠舎 日時 2014年7月11日 (金) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
生田村 そば花まつり
今、淡路島が元気だ!
午前中卓球に興じたあと、午後から淡路北部の山あいにある生田村へ。
開催中の「そば花まつり」の蕎麦を食するのが主目的だが、他にワイフがいろいろ企んでいるらしいので、ノコノコ付いて行った。
花まつり村の中心に「そばカフェ生田村」があり、ここは「薫陶の郷の池上さんに蕎麦打ちの指導を受け、 練習を重ねてきました。 施設内に蕎麦を挽く設備も整え、挽きたて、打ちたて、湯がきたてのおいしい蕎麦を提供し、
多くのみなさんに生田に来てもられるよう努力しています。」(そばカフェ生田村HPより)
池上さんは宝塚から淡路に来て、「薫陶の郷」なる休み所を、古民家を改修して経営しており、昨年だったか舟釣りの師匠に昼食をご一緒させてもらったが、池上夫妻の創作料理と手厚いもてなしに、心ほぐれるひと時を過ごしたのを覚えている。
花まつり村(旧生田小学校)に到着後、まずソバのサービスを頂く。(下記画像最上)
以前食したとき、黄緑がかったソバの記憶があるが、今日のそれは「ソバ色」に近い。それと一本一本が普通のソバより短いのが特徴だ。
その後、用意された茶室でソバ饅頭をお供に抹茶をたしなんだ。
そして、薪ストーブのある「そばカフェ生田村」でソバをご馳走になる。



腹ごしらえを終え、歩いて「ホタルカフェ」に向かう。
夏、ホタルが舞う田尻川沿いにあるカフェは隣に水車小屋がある。
「ホタルカフェ」の店長夫妻は東京出身で、仕事の関係で大阪に住み、淡路島に魅かれ移住して来たとのこと。現在の住まいは店と反対側の東浦らしい。
下、画像は「ホタルカフェ」にて、最下は店に行く途中での一枚。



カフェの帰路、生田の棚田とソバ畑を撮る↓


イベントの一つ、フラダンス↓
投稿者 愉悠舎 日時 2014年10月 4日 (土) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
生田の古代米
一昨日、淡路島の生田を訪ねて、その様子をブログに記した。
加えて、もう一つ。
当地域は村おこしにソバを栽培しているが、古代米も造っている。
赤米・黒米・緑米の三種類の古代米を栽培しており、そのうち私が見たのは黒米である。
その昔、この辺りの畑で栽培されていた古代米を八年ほど前、有志により復活させた。
映画・寅さんの啖呵売口上に「・・・国の始まりが大和の国、島の始まりが淡路島・・・」と、古代その名を誇った、「国生み神話」の淡路島に相応しい村おこしだ。
古代米
古代米(こだいまい)とは、現代において栽培されるイネの品種のうち、「古代から栽培していた品種」「古代の野生種の形質を残した品種」として標榜されるものを指す言葉である。農学上の概念ではない、いわゆるバズワードである。但し、遺跡から出土した米の遺体をさして古代米と呼ぶこともあるが、前者とは別物である。
もっぱら販売上の宣伝文句として使用された用語であるため、古代米に属する品種の範囲は必ずしも明確でない。赤米・黒米・緑米のような色素米に限定して指すこともあり、香米を含めることもあり、また丈が高い・ノギが尖っているなど野生種的な形質を持つ品種まで大雑把に含めることもある。日本の在来品種や外来品種も流通しているが、1989年に農林水産省が音頭をとって推進した「スーパーライス計画」以降各地の農業試験場で生み出された育成品種も多い。このような近年作られた育成品種は古代そのままの米ではないため、在来品種のみが古代米であるとする主張もある。とはいえ在来品種が縄文・弥生時代そのままの品種であるという確証もない。
赤米に含まれるタンニン系の色素、黒米に含まれるアントシアニン系の色素、緑米に含まれるクロロフィル系の色素が健康に良いとして標榜される。さらに黒米はビタミンCや、銅・亜鉛・マンガン等のミネラルを多く含むためますます健康に良いと標榜される。香米には目立った効能は発見されていない。
他の雑穀と混合されて雑穀飯として食べられることが多いが、日本酒の原料とされたり、米粉として菓子やパン、麺などに使われることもある。 健康ブームやスローフードの流行により注目を集め、全国で古代米の栽培が進んでおり中には町おこし村おこしの一環として進められている地域もある。「古代へのロマン」が一番のセールスポイントとなるため、歴史的な遺跡などの観光地のある地域との親和性が高い。また古代米の生育力の高さを利用して、棚田など管理が困難な水田の維持に活用される事例もある。
海外では、ジャポニカ種(日本型、短粒種)インディカ種(インド型、長粒種)ジャバニカ種(ジャワ型、大粒種)の赤米、黒米、緑米をすべてWild riceとして売られているが、北米大陸の近縁種
(Z. aquatica,アメリカマコモ) の種子は古くから穀物として食用とされており、今日もワイルドライスの名で利用され、商品化もされている。((
Wikipedia 最終更新日 2014.06.10)
投稿者 愉悠舎 日時 2014年10月 6日 (月) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
洲本城から
新たに装いを凝らした洲本城を見に行った。洲本城は三熊山の山頂に建っている。現在の天守閣は鉄筋コンクリート製で、1928年(昭和3年)の築城。
天守閣周辺の石垣は今なお改修工事が行われている。
ここからの眺めは、我が丸太小屋から観る風景を、反対側から見ているようなもので、小屋から見える風物をここからも臨むことが出来る。
丸太小屋の標高が121m(国土地理院発行の地図より)で、三熊山のそれは133m。
両者とも前面に遮るものがない。
洲本城へ天守閣近くまで車で行ける。
<天守閣の傍から我が団地方面を望む、左部の山上に点在する民家↓>
投稿者 愉悠舎 日時 2014年10月 8日 (水) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
淳仁天皇陵
「休暇村 南淡路」でビッフェランチと温泉に入った帰路、淳仁天皇の案内標識に誘われ、天皇廟を観に農道を分け入った。
車一台がやっと通れる細い道を辿り、行き着いた。宮内庁と書かれた標識の向こうに、こんもりと樹々の生い茂った一角があった。
近くで農作業をしていた人に、陵の様子を聞き、反対側の正面に廻った。
国生み神話の淡路島は埋もれた古代のロマンが多くある。島が一つになってこれらのロマンを活用すれば、もっともっと島外から人を呼べるのに・・・。
投稿者 愉悠舎 日時 2014年12月13日 (土) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
磯焼き
洲本の由良港、かつて由良要塞があった近くにある新島水産で磯焼きを食した。
新鮮な魚貝の磯焼きに舌鼓を打った。
内容は以下の通り
・磯焼きコース ¥3.240
あわび1枚 サザエ1個 大アサリ2個 ヒオウギ貝1枚 野菜 本日の一品 たこめし
汁物 佃煮







投稿者 愉悠舎 日時 2014年12月24日 (水) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
洲本川に架かる橋(近代化遺産)
自宅から国道に出て、洲本に向かって海岸沿いを車で走り、洲本川と出合うところ、右に兵庫県の洲本総合庁舎があり、そこを左に折れると洲本の街中に通じる。
洲本川に架かる洲本橋を渡った左手に「洲本橋詰広場」がある。
ここに1918年(大正7年)に造られた塩屋橋橋脚のモニュメントが展示されている。
塩屋橋は兵庫県に現存する一番古い鉄橋で、唯一のポニートラス橋である。塩屋橋は旧・洲本橋の架設に伴い兵庫北部に移され、今は故郷淡路島の県立淡路島公園で人々の心を和ませている。(2002年
<平成14年 >)に国の登録文化財)
現在の洲本橋(2009年 <平成21年 >に架設)架橋時に撤去された塩屋橋の橋脚

現洲本橋の側に在った塩屋橋(画像、兵庫県洲本土木事務所パンフレットより)↑
今も活躍している塩屋橋(県立淡路島公園内)↓
近代化遺産
「近代化遺産とは、製鉄所、造船所、製糸場などの工場設備や機械、鉱山、橋、ダム、トンネル、発電所、鉄道などの建造物、さらには河川施設や港湾施設など、幕末以降の日本の近代化を支えた総体を文化遺産として捉える概念である。従来の文化遺産保護制度の対象とはなりにくかったが、これらを文化遺産として評価する視点が強まるにつれて、「近代化遺産」というカテゴリーが用いられるようになった。」(
Wikipedia 最終更新日 2014.09.27)
投稿者 愉悠舎 日時 2015年1月23日 (金) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
最後の昼餐会
一月末日、淡路島のフレンチレストランがしずかにその幕を下ろした。
「この度、2015年1月31日(土)をもちまして「House of Fishers」を閉店させていただくことになりました。今日までご愛顧を賜りましたことに心より御礼申し上げます。
閉店まで短い期間となりますが、スタッフ一同皆様のお越しをお待ちしております。 House of Fishers スタッフ一同」(House of
Fishers HPより)
最後となる31日、師匠ご夫妻に伴われ「フレンチコース」を楽しんだ。
この日ワイフは義妹と和歌山へ墓参りに行き、帰り和歌山市に在る「国民休暇村 紀州加太」に投宿の予定。
わが丸太小屋から宿舎を望むことが出来るので、加太側からも小屋が望めるだろう。
くしくも1月31日はワイフの誕生日と義母の命日である。
義母は娘の誕生日を選んで逝った?
そして、私を忘れないで欲しいと、その思いに応えて、ワイフは義妹と墓参りを欠かさない。
晩年、息子らのため心労の絶えなかった義母を思うと、もっと優しくしてやれなかったかと、じくじたる思いに駆られる。
ワイフの同道はなかったが、思い切り食べて呑んで喋り、淡路島におけるフレンチレストランの幕引きを手伝わせてもらった。
今後の「House of Fishers」は、しばらく休養してから考えるとのこと、できれば神戸の三宮か芦屋に店を出したいらしい。
この店のコース料理は通常以下の通りだが、日により季節により多少の変動がある。この日も少し出入りがあった。
・アミューズ 甲殻類のコンソメとカリフラワーのクレーム
・オードブル1 軽く昆布締めにした鯛と淡路カブラのラビオリ 完熟トマトのクリアーなジュレ
・オードブル2 淡路大根のポルト煮込みとフォアグラのポワレ トリュフのロッシーニ風
・オードブル3 兵庫県赤穂産デカプリオオイスターのムニエル 淡路野菜のガルビュール
・ポワソン 本日のお魚を本日の調理法で 漁港より届くお魚をインスピレーションで
・ヴィアンド 【3種より1つお選びください】
和牛のロースト ポテトと林檎のガレットにクレソンのサラダ
フランス産仔鴨 平岡農園より届くレモンとライムの香りで
淡路島ポークのグリルを瞬間燻製 淡路島の野菜と炭
・デザート 【3種より1つお選びください】
紅玉のタルトタタンと淡路島牛乳のアイスクリーム
洋梨のコンポートとサンクエピスのアイスクリーム
チョコレートのフィアンティーヌとソルベに柑橘フルーツ
・お飲物 香り高い無農薬栽培 森のコーヒー/静岡の紅茶/インド産アッサムティー/本日のハーブティー」
(House of Fishers HPより)
淡路島「House of Fishers」最後のコース↓
投稿者 愉悠舎 日時 2015年2月 2日 (月) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
