淡路の木漏れ日 6
春の日の紀淡海峡
もうすぐ五月なのに少し冷える。それでもデッキの椅子に腰を下ろすと、うららかな陽射しに包まれる。
紀淡海峡を眺めながらウトウトする。
海峡の春は何もない。何もない昼下がり啄木の「一握の砂」を読む。
こころよく
春のねむりをむさぼれる
めにやはらかき庭の草かな
あたらしき木のかをりなど
ただよへる
新開町の春の静けさ
(「一握の砂」・石川啄木)
投稿者 愉悠舎 日時 2013年4月22日 (月) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
肌寒い五月
今日から五月だと言うのに、四月初め頃の花冷えを感じさす。
夕刻、陽が対岸を薄く焦がしていた。
紀淡海峡の向こうに淡い虹が空に消えていた。
投稿者 愉悠舎 日時 2013年5月 1日 (水) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
芋掘り・芋鍋大会
晴れの日が多いと言われている「文化の日」だが、今日はその言葉が当てはまらない。
今にも雨が落ちてきそうなドンヨリとした曇り空の下、「海平の郷」を管理している事務所主催の芋掘り大会が団地内で行なわれた。
私たち夫婦は団地内の住民(自主参加)が組織する町内会の世話人の一員(持ち回り)であるので、芋掘り大会の手伝いを仰せつかった。
手伝いといっても芋鍋作りが主な仕事だが、これとて多くの人が自発的に「よってたかって」やってくれるので難なく事が運んだ。
今年の芋のでき具合は異常気象に依るためか生育が悪いらしい。加えて、いのしし(いのぶた?)に襲われ、サツマイモ(鳴門金時?)が格好の餌食になった。
さぁ~、戦闘開始! 抽選で割り当てられた区画に各自各々、鍬やスコップを入れる。「数少ない」大物を目指し、各位奮励努力する。
各家庭がこれはと思う芋を一つ選び、獲物を秤(はかり)に掛け重さ(質量)を測る。
1位、2位、・・・とんで18位、20位、ブービー等に賞品が贈られた。
最後はいよいよ芋鍋の食事会、用意した芋煮は90人分。
今年は「皆さんの体を心配して?」味を薄くしたとか、その精か?四つある鍋のすべての底が見えた。私も二杯頂いた。
後片付けの終わるころ、ポツリポツリと雨が落ちてきた。
投稿者 愉悠舎 日時 2013年11月 3日 (日) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
♪~世界は日の出を待っている~♪
元旦、二日と曇天の空に日は出なかった。
今朝、ようやく大阪湾に顔をのぞかせた。
♪~ The world is waiting for the sunrise~♪
投稿者 愉悠舎 日時 2014年1月 3日 (金) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
日の出、もう一題
先日、日の出を撮ったときの一枚である。
ブログにアップする写真はいつも数枚撮り、その中から好みの写真を選び、あとは廃却にする。
「ごみ箱」に捨てる作業を行っていると、捨てがたい一枚が目に留まりブログに載せた。
雲に覆われた大阪湾に顔を覗かせ始めた太陽、あたりの雲と海面を仄かに染め、雲のうしろを黄とオレンジ色が大きな半円を描く。
空はそら色でなく、海はうみ色でない。暗いトーンだが暗くない、さりとて明るくもない。
「ごみ箱」行きを躊躇させたのはこの曖昧さかもしれない。
投稿者 愉悠舎 日時 2014年1月11日 (土) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
焼きカキ&水仙
鳴門へ牡蠣を食べに行った。
90分食べ放題で2500円、息つく暇もなく食べに食べた。
帰り、淡路に入ると高速を降り、淡路島の東海岸を走り、灘の黒岩水仙郷に寄る。
ここに来ると、いつも船山馨の小説・「お登勢」を思い起こす。
今年の見ごろは例年より少し早く今が盛りだ。
咲き乱れる水仙に、暫し時を忘れる。
左に沼島を望む海岸線の景観は見事だ。
投稿者 愉悠舎 日時 2014年1月31日 (金) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
大衆演劇
ワイフの演劇鑑賞の許容スパンと言おうか振り幅は広い。
シェークスピアの翻訳劇から大衆演劇の股旅ものまで何でもござれだ。
今日は大衆演劇へ連れて行ってもらった。
淡路ロイヤルホテルで「都若丸劇団」の公演が行われている。
関西を中心に活動している当劇団は音楽活動も行っている。
朝10時に家を出て国道28号線を南下する。
淡路島の南端、淡路ロイヤルホテルへ向かう。
途中、ホテル近くの海ぎわに車を止め、淡路島東南端の風景をスマホにおさめる。
ホテルでバイキング形式の食事を摂る。
本日の出し物は「天竜しぶき」、日により客層により演目を変えるとか。マイナーな劇団の苦難に共感を覚える。
ここにはまだ、義理にせかされ情けに溺れる義理人情が生きている。
観劇後、ホテルの温泉につかる。
投稿者 愉悠舎 日時 2014年2月12日 (水) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
赤潮
春本番の到来である。
小屋の前の海に赤潮が発生した。
何日か前にも少し顔を出したが、温度が上がり日射量が増した今日、広範囲に赤潮が見られた。
この里に間もなくサクラがやって来る。
投稿者 愉悠舎 日時 2014年3月24日 (月) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
菜の花の丘・「あわじ花さじき」
3月28日の金曜日、孫たちを伴って淡路島の北端、明石海峡大橋を望む「あわじ花さじき」へ菜の花を観に行った。
「『あわじ花さじき』は花の島にふさわしい花の名所として、兵庫県が平成10年4月から設置しています。
淡路島北部丘陵地域の頂上部、標高298~235mの海に向かってなだらかに広がる高原に一面の花畑が広がります。(面積約15ha)
明石海峡・大阪湾を背景に花の大パノラマが展開し、季節により変わる愛らしい花々が夢の世界に誘います。
眼下に広がる花のジュウタンを楽しめる、極上の見物席として、『あわじ花さじき』と命名されました。さじき席ですので、自由に散策して自分の席を見つけてください。(同ホームページより)」
今が見ごろの菜の花の甘い匂いが庭内に充満する中、うららかな春の午後のひと時をノンビリ過ごした。


投稿者 愉悠舎 日時 2014年4月 1日 (火) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
曲田山(まがたやま)の桜
淡路島の桜もそろそろ見納めか?
ワイフに誘われて洲本の曲田山公園へ向かう。
イオンに車を置いて商店街を抜ける。
厳島神社の右坂を登り切った辺りに曲田山公園がある。
此処は桜の名所として洲本市民に親しまれている。
小高い公園の中にある楼閣から観る洲本のランドスケープは見事だ。
散歩中の地元の人に巣本の歴史など少し話を聞く。氏いわく、「夜桜見物も今夜が最後だ」。ライトアップされた桜も観てみたいが、花冷えの桜見物は堪える。
曲田山公園を一周して麓に下りる頃、少し汗ばんできた。
曲田山公園
洲本城を望む
市街地と先山(淡路富士)
ほか三景

投稿者 愉悠舎 日時 2014年4月 8日 (火) 淡路の木漏れ日 | 個別ページ
