釣り日誌2・6

カテゴリ「釣り日誌」の記事

2012年11月16日 (金)
記念すべき初成果

 幾度目かのコウイカ釣りで始めての成果を得た。

 小春日和の温かい正午過ぎ、コウイカを求めて船を出す。
 仕掛けを下ろすもあたりが来ない。
 TY師匠は魚群探知機を見ながら船を操り、漁場を行き来する、その間師匠の竿にはイカが食いついてくる。
 水深20m~25mの底を探り続ける。いくどか当りがあるも、逃してしまう。

 「キタ!」、シャクリ上げるとそのまゝ一気に糸を巻き続ける。コウイカが水面上に姿を現す。師匠がタモ(※1)でイカを掬い取る。感動の瞬間である。
 俄然やる気が出てきた。一匹ではフロックに過ぎない。頑張ってもう一匹吊り上げた。ホットしたのか船酔いに襲われた。

 コウイカを釣った感激に酔い、船の揺れに酔った一日であった。

※1)タモ;
 タマとも云う。魚をすくう玉網のこと

投稿者 愉悠舎 日時 2012年11月16日 (金) 釣り日誌 | 個別ページ


2012年11月29日 (木)
少しずつ

 昨日より少し温かい。
 昼前、Tさんのお供をして出航。

 前回、船酔いを体験したので、Tさんの奨める胃腸薬・「ガスター10」を飲んで船に乗り込む。出航前の準備も少し慣れてきた。

 本日の潮周りは大潮(おおしお)、干潮の時間は12時23分(洲本港データ、漁場は津名港)とのこと。そのほか、潮のデータは多々あるが、今の私にデータの読み解きも、データを駆使する能力も皆無である。
 ただ、この状況下、干潮前の1時間、干潮後の2時間ほど水深20mの水底に20gの錘を沈め、エギを泳がした感触は覚えておかなければならない。

 幾度かアタリ(※1)は有るものの、アワセ(※2)に失敗を重ねながら、最初の一尾を釣り上げた。腕にズッシリと重みがのしかかる。リールを巻く手に力が入る。最初の1尾、大きいのが釣れた。
 その後、アワセに失敗しながら2尾、3尾とコウイカを釣り上げた。

(※1)アタリ;
 魚が食いついた時、手元に伝わってくる感触を言う。

(※2)アワセ;
 アタリが来た時、鈎を魚の口に引っ掛ける動作、コウイカの場合アタリが来た時、強くシャクリあげる。

投稿者 愉悠舎 日時 2012年11月29日 (木) 釣り日誌 | 個別ページ


2013年1月19日 (土)
中通し竿のメンテナンス

 冬の間、釣りもシーズンオフ。
 この間を利用して竿の手入れを行った。

 相手は分解を必要とする中通し竿(※1)
 中通しの竿の内部は潮風や海水により、塩分が管の内面に固着しており、定期的に洗ってやらなければ、糸の通りが悪くなったり、糸が管内で絡み操作不全に陥るおそれがある。

 師匠の教えに従って中通し竿のメンテナンスを行った。

 リールを外し、竿をバラす。構成部品を六つに分けた。
 昨日、風呂を使ったあと、湯船に竿のパーツを一晩漬け、微細なゴミと塩分を洗い流した。
 今朝、竿のパーツを浴槽から取り出し、外面を拭き三本の節を部屋の片隅に立て掛ける。
 

 二、三日陰干し水分を除去し再組立となる。

(※1)中通し竿とは;道糸を竿の中に通して使う竿、インターラインロッドともいう。
 



 



投稿者 愉悠舎 日時 2013年1月19日 (土) 釣り日誌 | 個別ページ
2013年3月 6日 (水)

 

 

 

海を読む
 奈良県在住のY氏に連れられて、初めて釣りなるものに行った日、岸壁に釣り糸を垂れながら、この場所の海面の動きや海の中の様子を知ることが出れば、釣りもより楽しいものになるだろう、と思った。


 先日、海関係の講座を受講した際、講師から上記の内容を知るには「海図」があると教えられた。また、それはインターネットで購入できるとも聞いた。

 神戸に行けば海図や海底地形図を販売している店は多々あるが、取り寄せになる可能性が高い。そこでインターネットで注文することとし、インターネットで「日本水路協会」を探し、私が欲しいと思う場所の地図にたどり着いた。
 ラッキーなことに、「津名港」の海図があった。それも昨年の暮れ発刊したばかりだ。他に近くでは「友ケ島水道及び付近」、「洲本港、由良港」がある。
 1万分の1の地図なので港湾、泊地、錨地、漁港、水道、瀬戸など、小区域のものを詳細に描いているものと思われる。

 早速、発注した。

 「津名港」海図の要目
 縮尺:1:/10,000 測地系:世界測地系、言語:日英併記、刊行年月:2012年12月、媒体:紙、サイズ:765mmx542mm、発行者:日本水路協会、刊行者:海上保安庁

 「海図」は昨年から順次電子化されているので、その内「津名港」もデジタル化されるだろう。そうすれば新しい情報を「海図」の上に書き足すのも楽になる。

 釣りや漁をしなくとも、海図を読んでいるだけで広い大海原のロマンに誘われる。そんな海図の使い方をしたい。

 海図の販売所は沢山あるが、他に海底地形図、潮汐表及び水路誌などの水路図誌が欲しくなるかも知れないので、それらを販売している所を記しておこう。

  五管区管内(大阪、兵庫、和歌山、徳島、高知各府県)の「販売店」は以下の四箇所。

・日本水路図誌(株)神戸営業所
    神戸市中央区江戸町85番1(ベイ・ウイングビル8階)
    電話(078)331-4888

・三洋商事(株)神戸支店
    神戸市兵庫区西柳原町3の16
    電話(078)651-4721

・三洋商事(株)大阪支店
    大阪市西区北堀江4の5の7
    電話(06)6538-3201

・コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド海図グループ 神戸海図チーム
      神戸市中央区明石町32番地(明海ビル5階)
      電話(078)332-3422  

投稿者 愉悠舎 日時 2013年3月 6日 (水) 釣り日誌 | 個別ページ


2013年5月 2日 (木)
初めての操舵手

 早朝6時に出航しサワラ漁に向かう。
 港外に出ると師匠から操舵とウオッチの役目を仰せられた。
 この3月に免許を取得したばかりの私にとって、初めての操舵である。

 水深40mのところで仕掛けを下ろす。

 必要な分だけ獲って帰港する。

 家に帰って、インターネットから「鰆の捌き方」を学び、実習する。
 鰆のような大きな魚を三枚に下ろすのは初めてである。
 忘れないように、アイテムだけ記しておこう。

 ・鰆のおろし方
① 胸びれを切り落とす。
② 頭を落す。
③ 内臓を傷つけないように腹に切り目を入れる。
④ 内臓を手で出す。
⑤ 血合いを取り除くため、包丁で切り目を入れる。
⑥ 包丁の柄で血合いを取り除く。
⑦ 水で腹の中を洗う。
⑧ 腹びれの部分を切り取る。
⑨ 三枚に下ろすため、尻びれに添って包丁を入れる。
⑩ 背びれに添って包丁を入れる。
⑪ 尾に近いところに包丁を入れ、中骨に添って一気に二枚におろす。
⑫ 反対側の身も同様に下ろす。
⑬ 腹骨をすき取る。
⑭ 血合い骨に添って上下に包丁を入れ、血合い骨を切り取る。
⑮ そぎ切りにする。
                   (香川の魚 HPより)
投稿者 愉悠舎 日時 2013年5月 2日 (木) 釣り日誌 | 個別ページ

2013年5月 5日 (日)
イワシ、少々

 ゴールデンウイーク中、奈良から来られている陸釣り師匠のYさんとイワシ釣りに行った。
 きのうも行ったが、昨日と同様、成果の乏しい日となった。でも私はこれで充分満足している。

 この時期のイワシは小さく煮付けにはもってこいのサイズである。まだ小さいので骨っぽさはなく、食べていて骨の感触がないので、食べやすく柔らかい。
 我が家ではイワシを煮付ける場合、土生姜を千切りにして細く刻んで臭みを消している。

 暗くなる前の一時間ほど釣りを楽しんだが、釣り果は訪れなかった。

 Y師匠は釣ったイワシを餌にアナゴ釣りに取り組んだが、私は失礼して先に帰った。

投稿者 愉悠舎 日時 2013年5月 5日 (日) 釣り日誌 | 個別ページ


2013年5月 6日 (月)
昨日の続き

 昨日に続いて、イワシ釣りに出かけた。
 Y師匠のお供をするのも今日でしばしのお別れ。
 午後5時から一時間ほど釣り、夏の再会を約しておいとました。
 師匠は釣ったイワシで、これからアナゴを目指す。

 帰って、昨日釣ったイワシと合わせてワイフに煮付けて貰い、夕食の一品とする。

 魚は新鮮なものに限る。特にイワシは「鰯」の名のとおり弱い魚。釣って口にするまでの時間が勝負。

 人はイワシを「大海の水を飲んでもイワシはイワシ」と馬鹿にするが、釣り上げたイワシが陸(オカ)で銀鱗を輝かせ、飛び跳ねる姿を目の当たりにすると、イワシの力強さに感嘆する。

投稿者 愉悠舎 日時 2013年5月 6日 (月) 釣り日誌 | 個別ページ


2013年5月11日 (土)
キス&ベラの仕掛け
 船釣り用のキス&ベラの仕掛けを三つ造った。
 先日、船釣りの師匠から直伝してもらった通りの出来ばえにはほど遠いが、どうやら格好だけはついた。

 長年の経験と勘で編み出した師匠の「仕掛け」をポンチ絵化したのが下図である。

投稿者 愉悠舎 日時 2013年5月11日 (土) 釣り日誌 | 個別ページ


2013年5月14日 (火)
解らん・係留
 昨日、船釣りの師匠にサワラ漁に連れて行ってもらった 。
 朝五時半に出航と言うことなので、朝4時半に起きて準備をする。もう空は白み始めている。家を出て船着場に直行。
 師匠の先手となって出航の用意、そして港を出る。6時に魚場に到着、水深40mに師匠が仕掛けを下ろす。この仕掛けが大掛かりだ。
 仕掛けを終えトローリングをしているとサワラが掛かり、師匠が私に仕掛けを上げさせてくれた。

 これが大変だ。ビシマ《釣り糸に多数のびし(おもり)を等間隔につけたもの。海Bisimaの深場釣りの道糸にする。国語辞書(大辞泉)》を引き揚げるが、重くて体力がいる。腰がふらつき、バランスを崩しかける。やっとの思いでビシマを引き揚げ終わると、その先にハリスが待っている。糸が絡まぬように一つ一つ丁寧に引き揚げハリス掛けに収納するもその途中、突然荷が軽くなった。「逃げられた!」、後の処理を師匠にまかせ、私は「ションボリ」。

 サワラの変わりにエソがやって来てくれた。

 この日、ロープを使っての解らん・係留の実習を行った。今まで見ているだけだったが、実際にやってみると躰で覚えるので身につく。 今まで理解できなかった事柄も理解するまでになった。その中でも、縦付けに係留している船を下船後、船首が岸にくっついているので少し桟橋から離さなければならない。実際ロープを操つってみると、成るほどと思わせる。
 どのように桟橋から遠ざけるのか?ロープで係留しているシステムを記憶をたどってイメージ化すると、下図のような系統になっている。

投稿者 愉悠舎 日時 2013年5月14日 (火) 釣り日誌 | 個別ページ

 

 

 

 

 

 

 


2013年5月30日 (木)
データ取り

 

 

 イワシが廻ってくる時間帯を狙って釣りに出かけた。
 午後3時から4時の間にやって来ると睨んで、志筑の元フェリー岸壁に吊り糸を垂らした。
 見事的中した。

 本日の夕食の一品にと、必要な分量だけ頂いた。

 帰ってワイフに生姜で煮付けて貰ったが、少し骨っぽいのがあった。大分大きくなってきた。
 煮付けるには少し大きかったかも知れない。


 本日のデータ;
 イワシが廻って来た時間帯:
 午後3時半~4時半
 ・潮回り 中潮
 ・干潮 16時28分 
 ・日没 19時06分
 ・天候 曇り
 ・表は気象庁の観測データ

 

投稿者 愉悠舎 日時 2013年5月30日 (木) 釣り日誌 | 個別ページ