久しぶりの「かんぽの宿」、日帰り入浴。午後3時前から一時間ほど。この時間帯が空いているのでユックリ、マッタリの時を貪る。温泉に浸かっていると躰の芯まであったまる。正月ムードの館内に居ると新たな気分が沸いてくる。4時頃「湯」を出て明石海峡大橋を渡る。
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。