江戸時代の廻船商人・高田屋嘉兵衛が「兵庫津(神戸)」を目指した船着き場に今年も菜の花が咲いた。司馬遼太郎が高田屋嘉兵衛をモデルに『菜の花の沖』を書いた。淡路島に菜の花が散見される頃、春の匂いが立ち込める。淡路島に春が来た ...
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。