• うしろ姿のしぐれて行くかー種田山頭火ー

悪なき殺人 & ダーク・ウォーターズ  巨大企業が恐れた男

悪なき殺人

普通に暮らす普通の人たちが偶然の重なり合いにより事件に巻き込まれてゆく。
危険な現代社会に潜む陰を虚空につく。
満たされない欲望をITに頼る滑稽さ悲しさをも忘れず付け加えている。
事件に迫るアプローチが多種多様で畳かけるスピード感が面白い。

悪なき殺人』(あくなきさつじん、Seules les bêtes)は2019年のフランス・ドイツのスリラー映画。 監督はドミニク・モル、出演はドゥニ・メノーシェとロール・カラミー(フランス語版)など。 原作はコラン・ニエル(フランス語版)の小説『Seules les bêtes(映画の原題と同じタイトル)』。 吹雪の中で女性が失踪した事件をめぐって遠く離れた場所に住む人々の複数の視点で徐々に真実が明らかになっていく様を描いている。

2019年10月から11月にかけて開催された第32回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀女優賞(ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ(フランス語版))と観客賞を受賞した。

日本では第32回東京国際映画祭で『動物だけが知っている』のタイトルで上映された後、2021年12月3日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で『悪なき殺人』のタイトルで順次公開予定。(ウイキペディア【最終更新 2021年12月29日】)

監督・脚本ドミニク・モル
出演ドゥニ・メノーシェ/ロール・カラミー/ダミアン・ボナール/ナディア・テレスキウィッツ
制作年・国2019年/フランス・ドイツ/Seules les betes
上映期間6/30(木)~7/9(土)
公式HP公式HPはこちら

ダーク・ウォーターズ  巨大企業が恐れた男

「世界にその名を誇る」大企業デュポンは発ガン性物質の存在を知りながら40年もの長い間、有害物質を大気中や土壌に垂れ流し人や家畜に多大な犠牲をもたらした。
此の惨状に名門法律事務所で働く一人の弁護士が立ち上がる。
様々な苦難・妨害や懐柔、身の危険、挫折等を経て一定の成果を勝ち取り、訴訟は今も続いている。
加害者・企業側寄りの辣腕弁護士が被害者側に寄り添う、できるものではない。

あらすじ;
弁護士のロバート・ビロット(英語版)は、農場経営者ウィルバー・テナントから村で連続して起きている不審死の調査を頼まれる。ビロットはテナントに、不審死は化学企業のデュポンが化学物質を川に流出させ、生活水が汚染されていることが原因であると明かされる。調査を始めたビロットは、デュポンが環境汚染を認識しながら隠蔽していることに気付き、訴訟に踏み切ることにした。だが、アメリカ合衆国を代表する大企業のデュポンに戦いを挑むのはビロットにとって無謀な挑戦を意味していた。部下や上司からの支持も失ったビロットは、デュポンからの脅迫で身に危険が迫る中、真実を明らかにするため、さらに訴訟に身を投じていく(ウイキペディア【最終更新 2022年06月06日】)

監督・脚本トッド・ヘインズ
出演マーク・ラファロ/アン・ハサウェイ/ティム・ロビンス/ビル・キャンプ
制作年・国2019年/アメリカ/Dark Waters
上映期間6/30(木)~7/9(土)
公式HP公式HPはこちら
(於いて:パルシネマしんこうえん)