• うしろ姿のしぐれて行くかー種田山頭火ー

護られなかった者たちへ & アイダよ、何処へ?

護られなかった者たちへ

東北を揺るがした大震災で家族を失った人たち、
大震災により生活困難に陥った人たちの苦しみや叫びを鬱屈した社会の安寧を貪る世の人たちに晒し、世の人を撃つ。
妥協の無い骨太い作品である。

執筆背景[編集]
2017年12月の時点で受給している世帯が全国で164万世帯あるという生活保護の実像を描いた社会派ミステリー。宮城県警捜査一課の刑事である笘篠誠一郎と、元模範囚の利根勝久、2人の目線で物語は並行して進展していく。

護られなかった者たちへ』(まもられなかったものたちへ)は、中山七里の長編推理小説。『河北新報』など全国14紙に2016年2月から2017年9月に連載、NHK出版より2018年1月25日に発売された。東日本大震災後の復興が進む仙台で発生した連続殺人事件を巡り、日本の生活保護制度の欠陥に迫る社会派ミステリ。

出版社側から、仙台を舞台にした物語を書いてほしいというオーダーがあったため、テーマはすぐに決まったという。そのうえで著者の中山は、国が予算のために生活保護受給者の調整や申請を却下する〈水際作戦〉や、受給する側の〈不正受給〉など生活保護の実態について「人並みには怒ってますよ」とは述べつつも、本作は決してそれを主張するためのものではなく、様々な問題を知ったうえで、役所側の職業倫理や公私の葛藤についても考えられるよう配慮し、2016年1月から執筆を開始した。また、特異な人物が登場する作品を書くことが多いなか、本作では市井の人々の絶望と喜びを描く必要があったため、登場するキャラクターは全て“普通の人”に設定された。そして、「事件の犯人はわかっても、物語の犯人は読み終えた後も誰にもわからない、現時点での最高傑作です!」と自負する。(ウイキペディア【最終更新 2022年03月11日】)

監督・脚本瀬々敬久
出演佐藤健/阿部寛/清原果耶/林遣都
制作年・国2021年/日本
上映期間4/17(日)~4/25(月)
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アイダよ、何処へ?

もう四半世紀経つのか、
旧ユーゴスラビアの独立運動の最中起きたジェノサイド、
ボスミア紛争で多くのイスラム教徒が犠牲になったジェノサイド。
いまわしい出来事を事実をもとに今の世に映している。
人が人を殺し合う戦争で非戦闘員である市井の人たちが犠牲になるジェノサイド。
あってはならない悪夢。
いつ終わりが来るのか…。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年、多数のイスラム教徒が虐殺された事件「スレブレニツァ・ジェノサイド」を題材にした社会派ドラマ。国連平和維持軍で通訳の仕事をする主人公が家族や同胞を危険から守ろうとする。メガホンを取ったのは『サラエボの花』『サラエボ,希望の街角』などのヤスミラ・ジュバニッチ。『バーバリアンズ セルビアの若きまなざし』などのヤスナ・ジュリチッチや『サラエヴォの銃声』などのイズディン・バイロヴィッチらが出演する。(パルシネマしんこうえんHP)

監督・脚本ヤスミラ・ジュバニッチ
出演ヤスナ・ジュリチッチ/イズディン・バイロヴィッチ/ボリス・イサコヴィッチ/ヨハン・ヘルデンベルグ
制作年・国2020年/ボスニア・ヘルツェゴビナ・オーストリア他/Quo vadis, Aida?
上映期間4/17(日)~4/25(月)
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アイダよ、何処へ