バルト三国のひとつエストニア。
第二次世界大戦後、レーニングランドを離れ静かに暮らす元フェンシング選手。
戦中ドイツ占領下にあったエストニアでドイツ軍に応召され、戦後ソビエト連邦からその罪を問われる。
教師の職に就いたエンデル・ネリスはフェンシングを通して子供たちに「人の道」を教える。
長年に渡って他国に占領され続けたエストニアの風は冷たく冴える。
真っ直ぐ育つ子供たちの未来が眩しい。
子供たちを連れレーニングランドで試合に臨んだエンデル・ネリスはその場で拘束され、その後シベリア送りとなる。
ペレストロイカを経て、エストニアは独立。
エンデル・ネリスはエストニア独立後も生きた。
時代に翻弄されることなく己が道を生きたネリス。瞳の奥に光る「剣士の一分。」
第二次世界大戦中 、ナチス・ドイツに占領されたエストニアはドイツ軍に男性の多くを徴兵されていた。その後、再びソビエト連邦によって占領されたが、ソビエト連邦ではドイツ軍兵士を戦争犯罪者と見なしていた。
戦後、ソ連はエストニアをソビエト連邦に併合した。
1950年代初頭、エンデル・ネリスという若者が、秘密警察から逃れるためにレニングラードを離れ、エストニアのハープサル(当時はソビエト連邦の一部)に到着した。彼は教師としての仕事を見つけ、生徒たちのためにスポーツクラブを設立した。そのスポーツクラブで、彼は生徒たちに自らが情熱を傾けていたフェンシングを教え始めた。彼の行動に難色を示していた校長は、エンデルの経歴を調査し始める。一方、エンデルの友人であり、コーチでもあるアレクセイは、いかなる状況下でもレニングラードには戻らないようにと彼に警告する。
フェンシングは子供たちにとって自己表現の場となり、エンデルはフェンシングの手本そして父親像を担うようになる。彼は、その多くが孤児となっている子供たちを愛することを学んでいく。子供たちがレニングラードの全国フェンシング大会に参加したいと言ったとき、自らを危険にさらしつつも子供たちをレニングラードに連れて行くべきか、それとも身の安全を最優先にして子供たちを落胆させるのか、エンデルは選択を迫られる。
フェンシングは子供たちにとって自己表現の場となり、エンデルはフェンシングの手本そして父親像を担うようになる。彼は、その多くが孤児となっている子供たちを愛することを学んでいく。子供たちがレニングラードの全国フェンシング大会に参加したいと言ったとき、自らを危険にさらしつつも子供たちをレニングラードに連れて行くべきか、それとも身の安全を最優先にして子供たちを落胆させるのか、エンデルは選択を迫られる。(Wikipedia最終更新 2020年8月30日)
監督・脚本 | クラウス・ハロ |
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出演 | マルト・アヴァンディ/ウルスラ・ラタセップ/レンビット・ウルフサク/リーサ・コッペル |
制作年・国 | 2015年/フィンランド・エストニア・ドイツ/MIEKKAILIJA |
上映期間 | 10/8(木)~10/15(木) |