鬼才・葛飾北斎の生涯を艶やかな江戸の町人文化と共に力強く押し出す。
時代の寵児、喜多川歌麿や東洲斎写楽それに北斎の個性が絡み合い浮世絵の粋が江戸の町を潤わす。
反権力に身を置く浮世絵師たちの立ち居振る舞いが小気味よい。
絵は心の表出、北斎の絵心は時代の先を行く。芸術は権力を持ってしてもままならぬ。
江戸時代に咲いた浮世絵文化は今も人々を魅了する。
あらすじ
豪華絢爛な町人文化に彩られた江戸の町の片隅で芽の出ない1人の絵師がいた。勝川春朗、のちの葛飾北斎がその貧乏絵師である。絵師になったはいいが、あまりの傍若無人ぶりに師匠である勝川春章から破門を命じられる始末。ついには1日の飯すらろくに食べられない貧乏生活を送る羽目に。ところが「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったもので、この貧乏絵師に才能を見出した人物がいたのだ。喜多川歌麿や東洲斎写楽を世に送り出した希代の版元である蔦屋重三郎が北斎の隠れた才能を引っ張り出したのだ。蔦屋重三郎によって本能が開花した北斎は次々と革新的な画を世に送り出し、たちまち江戸の人気者にのし上がる。しかし、そのことが江戸幕府の反感を大いに買うことになってしまう。(ウイキペディア【最終更新 2021年09月26日】)
監督・脚本 | 橋本一 |
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出演 | 柳楽優弥/田中泯/玉木宏/瀧本美織 |
制作年・国 | 2020年/日本 |
上映期間 | 11/10(水)~11/18(木) |
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4代将軍綱吉の時代、
暦の変革を試みた会津藩士・安井算哲を軸に彼と親交があった算術家・関孝和、囲碁棋士・本因坊らが絡み、それぞれの道を極めようとする姿を真っ直ぐにえがく。
地動説がままならない時代、
天体観測により科学を志向した安井算哲に感服。
先人達の七難八苦の上に私たちは生きている。
『おくりびと』で第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督が、冲方丁原作の時代小説を映画化した娯楽大作。江戸時代前期、800年もの間国内で使用されてきた中国の暦のズレを正し、日本独自の暦作りに専念した実在の人物安井算哲の半生を描く。算術と星に熱中する主人公を『SP』シリーズの岡田准一が演じ、その妻役を宮崎あおいが務める。大志を胸に抱き、何度も失敗を重ねながらもあきらめない男の心意気に感服する。(パルシネマしんこうえんHP)
監督・脚本 | 滝田洋二郎 |
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出演 | 岡田准一/宮崎あおい/佐藤隆太/市川猿之助 |
制作年・国 | 2012年/日本 |
上映期間 | 11/10(水)~11/18(木) |
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