• うしろ姿のしぐれて行くかー種田山頭火ー

キネマの神様

コロナ禍のなか、難産のすえ公開に漕ぎ着けた山田洋次監督作品。
かつて映画に青春を燃やした男と彼を取りまく人びとの若き日を七十後半のコロナ禍を生きる今を群像劇に近い形で画く。
観たあとジワリジワリと人のぬくみが、愛する切なさが。
何故か?「ニュー・シネマ・パラダイス」を想起させる。
人生の挫折や自棄を温かく見守る。
コロナ禍の明日を生きる希望が見えてくる。
宮本信子女史、寺島しのぶ女史、小林稔侍氏ら、うまい!

あらすじ
東京総合株式会社に勤める円山歩は課長という立場になりながら、社内の風当たりと、突然の左遷により会社を辞職する。それと同時期に父の円山ゴウは長年にわたるギャンブルによる多重債務により親戚たちにも迷惑を掛け家庭が首が回らない状況なのを知る。父の借金の返済をするためギャンブルを強制的に辞めさせ、もう一つの趣味である映画鑑賞だけを許し、自身も就職活動をしてるなか、父が映画の趣味が高じて映画雑誌の「映友」のホームページにいたずら半分で映画評論を投稿したことがきっかけで人生が思わぬ方向へ変わっていくことへとなる…。(ウイキペディア【最終更新 2021年08月15日】)

監督・脚本 : 山田洋次
・脚本 : 山田洋次/朝原雄三
・原作 : 原田マハ
・出演 : 沢田研二/菅田将暉/永野芽郁/野田洋次郎/北川景子
・/寺島しのぶ/小林稔二/宮本信子/片桐はいり/リリーフランキー
・制作年・国 : 2021年/日本/松竹
・上映期間 : 劇場公開日 2021年8月6日

於いて;神戸国際松竹