時おり落ちてくる小雨をよけながらアジサイを観て歩いた。
家のそばを有馬街道が通っている。
有馬温泉への途中小部峠を東へ少し行くと森林植物園に行き着く。
入園料・駐車料(0円≪シニア⦆・500円)を払い、数あるアジサイ園のいくつかを巡った。
この時期、園内はアジサイに彩られ、コロナ禍の鬱陶しい梅雨を打ち払う人たちの笑い声が園内に響く。
ここ数年毎年訪れているが今年のアジサイ群はコロナ禍と相まって、雨に打たれたアジサイの一つひとつが愛おしい。
アジサイは六甲山に数多く自生し、「六甲ブルー」とでも言おうか青がひときわ映える。
アジサイ園散策で目に留まった一つにノリウツギ(糊空木)がある。
ノリウツギはアジサイ科アジサイ属の落葉樹で樹高は2mから5mくらいになる。
巷に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
かくも心ににじみ入る
このかなしみは何やらん?
(ポール・ヴェルレーヌ 金子光春訳)
神戸市立森林植物園(こうべしりつしんりんしょくぶつえん)は、
兵庫県神戸市北区にある植物園。1940年に開館した。
六甲山地は摩耶山の西、再度山の北に位置する総面積142.6haという広大な樹木植物園で、周辺は瀬戸内海国立公園に指定されている。
標高は最も高いところにある正門周辺で海抜440メートル。 日本の代表的な樹木および世界各地の樹木約1200種を各々の原産地の森としてゾーンに分けるなど、自然に近い形での植栽構想に基づき植栽している。 (Wikipedia 2020年7月5日)