春分の日が過ぎた今日、此処六甲の裏側は冷え込みが厳しい。家を出るとき多少のためらいがあるも気合を入れいつもの道に。 途中、山道で氷の張るのを見た。 また、温泉で小雪舞う情景に春の移り気を観る。
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。