「海平の郷」の一角に小さい梅園がある。宅地用地にあるため、少しづつ範囲が狭まって来てるように思うが、今年も可憐な花を咲かせた。様々な花木の息吹を感じる団地に、春の到来が、浮き立つ春が。
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。