• うしろ姿のしぐれて行くかー種田山頭火ー

バルカン超特急 & 雨の朝巴里に死す

いつも観てる映画館、「パルシネマしんこうえん」より1キロほど南へ下がった所にある映画館が本日の鑑賞館。
古い映画館で当館の㏋によると、「 <神戸は新開地6丁目の映画館>昭和32年から新劇会館→シネマしんげき→Cinema KOBEと歴史を刻み、お陰様で60有余の老舗2番館!! 迫力の大スクリーンと重厚な音響をぜひ・・」とあり私たちにとってはつとに馴染みの劇場である。
本日は「Cinema KOBE」が舞台。

バルカン超特急

ヨーロッパ大陸横断列車を舞台に繰り広げられるサスペンスドラマ。
列車の箱という限られた空間に展開する奥行きの広い作品。
登場人物の多さ、複雑に錯綜した人間関係、にもかかわらず見終わったあと妙にスッキリする。
いつ観てもヒッチコックは複雑だ。

イギリス時代を代表するヒッチコックの傑作で、公開当時批評家たちから絶賛を浴びた、列車という密室を舞台に、主人公の男女が孤立無援に陥る心理サスペンス。「Cinema KOBE」HP

監督アルフレッド・ヒッチコック
出演マーガレット・ロックウッド/マイケル・レッドグレーヴ
制作年・国(1938/97分/英/原題:The Lady Vanishes)

雨の朝巴里に死す

第二次世界大戦直後のパリ。
反ファシズムとしてヨーロッパ戦線に参加したアメリカ兵士が勝利に沸くパリで恋に落ちる。
異邦人アメリカ兵士の違和感が愛の狭間に揺れて憂いを帯びる。
若かりしエリザベス・テイラーがチャーミング。

「暗黒街の巨頭」の米作家F・スコット・フィッツジェラルドの、第一次大戦後のパリを舞台とした小説を現代的に潤色して映画化。監督には新進のリチャード・ブルックスが当たっている。「Cinema KOBE」HP

監督リチャード・ブルックス
出演エリザベス・テイラー/ヴァン・ジョンソン/ドナ・リード/ウォルター・ピジョン/エヴァ・ガボール/ロジャー・ムーア
制作年・国(1954/116分/米/原題:The Last Time I saw Paris)
Chinema KOBE