前庭に一本、ビワの木がある。小屋設立時知人が植えた一本だ。成長して手の届かぬ所に実がなり、おうじょうしていた。数年前、剪定のつもりで上の方を切って低くした。にもかかわらず、剪定方法を間違い、またたく間に脚立を使っても手の ...
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。