映画評論家・淀川長治氏が少年時代を過ごした大正時代の新開地。氏は此処で育ち後に映画人として私たちに映画のすばらしさを教えてくれた。「東の浅草、西の新開地」として名を馳せたかつての面影はないが、淀川長治氏がこよなく愛した「 ...
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。