ひと月ほど前オープンした図書館に寄った。今風のデザインを施した館内は我々シニアを拒絶する雰囲気を随所にとどめ、シニアにゆっくり読書に耽る時間を持たせない拒絶感がある。そもそも何ゆえにこの田舎町に新しい図書館が必要なのか? ...
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。