ハッピー・オールド・イヤー 断捨離を決意した若い女性が思い出の品々を巡って苦悩する。 一つ一つの「大切なもの」が家族や別れた恋人の間で軋轢を生じ断捨離への思いにブレーキがかかる。 人はそれぞれ大切な「もの」を一つ一つ捨て ...
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。