• うしろ姿のしぐれて行くかー種田山頭火ー

82年生まれ、キム・ジョン

同時上映に「朝が来る(監督:河瀬直美 原作:辻村深月)」があり既に鑑賞済みなので本日は標題のみを鑑賞。

2回目のワクチンを打ち終え臆すること無く映画館に出入り、晴れ晴れしい気分だ。

世界経済フォーラムの2020年度ジェンダーギャップ 指数が153ケ国中108位の韓国、因みに日本は121位。

その韓国で困難にめげず壁を越えようとする若い女性の奮闘記。

ジェンダーギャップに於いて日本も韓国も大差なく、観ていて合わせ鏡のように日本の現状が写る。

隠された韓国社会のジェンダーギャップが表出されている

ジェンダーギャップの解消に長年闘ってきた世の女性たちに心よりエールをおくる。

本作は、主人公である「キム・ジヨン」という女性の記憶に基づいた告白と、その告白を裏付ける各種統計資料と記事という二つの軸で語られている。1982年に生まれたキム・ジヨンというありふれた名前の女性の少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通して、韓国のジェンダー意識に関わる現代史や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧や生きづらさを映し出す。過去と比較すれば制度的な性差別は緩和された時代において、未だ残存する見えない差別がどのように女性の人生を制約し、抑圧するのかを著者は本書で描いている。(Wikipedia最終更新 2021年4月1日)

監督・脚本キム・ドヨン
出演チョン・ユミ/コン・ユ/キム・ミギョン/コン・ミンチョン
制作年・国2019年/韓国/Kim Ji-young: Born 1982
(於いて:パルシネマしんこうえん)