第二次世界大戦前後のドイツ。
ナチの「選民主義」の犠牲になった叔母を原体験に持つ画家が辿る波乱に富んだ半生を「東ドイツ」のドリスデンに当時の政情をも醸し出しながら画いている。
政権のプロパガンダだった主人公が容易に西ドイツに亡命できたり元ナチが「名医」故に生き延びれたり、・・・。
「体制」の臭いを嗅げる者は強い。
『ある画家の数奇な運命』(あるがかのすうきなうんめい、Werk ohne Autor)は、2018年のドイツの恋愛ドラマ映画。監督はフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク、出演はトム・シリング(英語版)とセバスチャン・コッホなど。現代美術界の巨匠とされる芸術家ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに、ドイツの「歴史の闇」と「芸術の光」を描いている。なお、映画化の条件は、人物の名前を変えて、何が事実か事実でないかは互いに絶対に明かさないこととなっている。
第75回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、金獅子賞を争った。他に第91回アカデミー賞外国語映画賞と撮影賞にノミネートされた。ドイツ語の映画がアカデミー賞の複数部門でノミネートされるのはウォルフガング・ペーターゼンの『U・ボート』(1981年)以来2例目であった。(Wikipedia最終更新 2020年125月28日)
監督・脚本 | フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク |
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出演 | トム・シリング/セバスチャン・コッホ/パウラ・ベーア/オリヴァー・マスッチ |
制作年・国 | 2018年/ドイツ/Werk ohne Autor/R15+ |
上映期間 | 4/7(水)~4/14(水) |
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政情不安なバングラデシュに育つ少年はチェスの名人、その能力を生かすため父親と少年はパリを目指す。
父親は反体制のため亡命という手段を執り親子はパリへ。
強制送還迫る中、少年はフランスのチャンピオンになりフランス政府に「フランスの誇り」だと亡命が認められる。
人は名声を得ることにより権力をも動かす。
バングラデシュに暮らす8歳の少年ファヒムはチェスの大会で勝利を重ね、天才チェス少年として有名になるが、親族が反政府組織に属していたこともあり、やがて彼は妬みの対象となり、ついには殺害の脅迫まで受けるようになる。身の危険を感じたファヒムの父親は、彼を連れてフランスのパリへ国外逃亡、政治難民として難民センターに身を寄せる。
ある日、父親に連れられてチェスのクラブに足を運んだファヒムは、フランスで最も優秀なチェスのコーチの1人であるシルヴァンと出会う。ファヒムはシルヴァンと共にチェスのフランス国内大会で優勝し、難民認定を勝ち取ろうとする。最初は思うように勝利を収められない日々が続くファヒムであったが、彼の才能を確信していたシルヴァンは厳しくも根気強く彼を指導、やがてそれは実を結び、目を見張るような成長を遂げたファヒムとシルヴァンは全国大会への参戦を決意する。
だが、ファヒム父子には強制送還の脅威が迫っていた。それでもファヒムは、自分が勝利すれば、母国に残してきた母親も含めてまた家族で一緒に暮らすことができると信じて、必死で勝負に挑む。(Wikipedia最終更新 2020年8月12日)
監督・脚本 | ピエール=フランソワ・マンタン=ラバル |
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出演 | イザベル・ナンティ/ジェラール・ドパルデュー/アサド・アーメッド/ミザヌル・ラハマン |
制作年・国 | 2019年/フランス/Fahim |
上映期間 | 4/7(水)~4/14(水) |
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