今年も無事来ることが出来た。
相生湾を眼下に望む「ホテル万葉岬」へ。
今年は眺望の良い部屋を取ったので夕日を期待したが、生憎の曇天のため期待した夕陽は望めず、それでも薄日さす海面が鈍く光った。
緊急事態宣言解除にも関わらず客は疎ら、風呂も私ひとり、それでも食事どきになると少し華やいできた。高松から来た人の弁、「淡路島はどこも満員」、何で淡路が?
本日の呼びものはなんと言っても牡蠣料理、大きくて甘く濃い風味の相生牡蠣に舌鼓。
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。