• うしろ姿のしぐれて行くかー種田山頭火ー

誰もいない温泉

コロナ禍の中、淡路島の富島(としま)にある「かんぽの宿』へ。

目的は入浴、最近二三度来ているがいつも小生一人。

午後2時頃から一時間程、広い浴場を独り占め。

湯舟に浸りながら暫し過ぎし日々を懐かしむ。

当温泉は「小倉山温泉」と言い、一応温泉を名乗ってはいるものの、いわゆる「温泉の基準」を満たしていないのか?、それを証拠に館内の何処にも温泉の標示がない。

近年、温泉法等の規準を満たさなくなったのかも知れない。

そう言えば温泉独特の色や匂いが伝わって来ない。

いずれにしても「天然温泉」とあり、源泉に加水•加熱•循環水•濾過等施してあり、温泉だと思えばそれなりに楽しめる。

浴場内にレンズを向けるのは原則禁止だが無人の浴場に気兼ねはいらない、パチリ…。

この温泉に元の賑わいが戻る日の、一日も早からんことを祈る。