コロナ禍の中、淡路島の富島(としま)にある「かんぽの宿』へ。 目的は入浴、最近二三度来ているがいつも小生一人。 午後2時頃から一時間程、広い浴場を独り占め。 湯舟に浸りながら暫し過ぎし日々を懐かしむ。 当温泉は「小倉山温 ...
淪落の人 事故で半身不随になった中年男とフィリピンから出稼ぎにやって来た若い介護女性の心温まる交流を香港の町角に写している。二人の程よい距離が心地よい。ハンディを持ちながら夢に向かう姿が伸びやかで清々しい。 体の不自由な ...
コロナ禍の鬱陶しい世情に心のふさぐ日々。昨夕と今朝デッキに出て日没(下)と夜明け(上)を眺めた。世の異変をよそに陽は沈み、日はまた昇る。 デッキの向こうに白い海苔棚が浮かぶ。昨年、此処でノリを養殖している「塩田」の漁師さ ...
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。