先週、久しぶりに神戸の中心部に足を運んだ。ハーバーランドの入り口にストリートピアノが置かれている。奈良からやって来る孫たちを待ち合わせるひととき、ピアノの旋律に耳を傾けた。その数日後、湊川で映画を観た。少しずつ行動範囲を ...
1949(昭和24)年、GHQ占領政策の食糧統制が順次廃止。 廃止される前、配給券を握りしめ近所の配給所に黒パン(ライ麦パン?)を受け取りに通った日々が記憶の始まりだった。 ずっと、記憶の中のパンは黒いままだった。 今、黒いパンはほんのり焦げた、たおやかな薄茶色に変わった。 「黒」から「薄茶色」への旅路を今ふたたび・・・。