• うしろ姿のしぐれて行くかー種田山頭火ー

ゴッホ-最期の手紙(吹替版)&永遠の門-ゴッホの見た未来

コロナ禍のミニシアター
馴染みの映画館が再開した。
ミニシアターとは大手映画会社の直接の影響下にないものをいい、定員200人程度までの小さい映画館。
私の通うミニシアターは定員100人余りだが、現在半分程度に減らし頑張っている。
当館のコロナ対策:

永遠の門  ゴッホの見た未来

寸評
 27才で画家をこころざし、37才で拳銃自殺するまでの短い画家人生をゴッホは何故生き急がなければならなかったのか?
 ゴッホの朋友ゴーギャンは数歩先に目を落とし、
ゴッホは太陽の彼方を見上げていた。
 ゴッホは生まれて来るのが早すぎた。
 でもゴッホは近代絵画の扉を開けた。
 妥協のゴーギャンと妥協を排したゴッホの対比が眩しい。

監督ジュリアン・シュナー
出演ウィレム・デフォー/ルパート・フレンド/マッツ・ミケルセン/マチュー・アマルリック
制作2018年/イギリス・フランス・アメリカ/AT ETERNITY’S GATE

ゴッホ 最期の手紙 【吹替版】

寸評
 ゴッホが亡くなったあと、弟テオ宛に出された最後の手紙をゴッホの身内に届けるべく「旅」に出た男がゴッホの死の真相に迫る。
 125人の画家によるゴッホタッチで描かれた油絵のバックシーン。
 「動くゴッホ」を見ているようで飽きない。

監督脚本ドロタ・コビエラ/ ヒュー・ウェルチマン
出演声:イッセー尾形/山田孝之
制作2017年/イギリス・ポーランド/LOVING VINCENT

(於いて 湊川パルシネマしんこうえん)