トワイライトクルーズ in Kobe

2017年8月18日
国内最大級レストランシップ「ルミナス神戸2」で神戸港トワイライトクルーズを楽しんだ。
先日、六甲山から神戸の夜を見下ろした。今日はクルーズ船で海から六甲の山を見上げた。
私の思い込みに過ぎないかも知れないが、世界に窓を開いたミナトの中で神戸は景観の美しさにおいて世界有数のミナトである。中でも外洋をへて神戸にやって来たとき、その美しさを人は讃える。
波濤を蹴って港内に入ると六甲の山なみの裾野に拡がる街のたたずまいを目のあたりにし、人は至福のひと時に浸る。
ゆるくせり上がった町なみが落ちるところに、櫛の歯のように突き出たいくつもの突堤が旅情をそそる。
奥行きがあって横に広いランドスケープは降り立つ人のロマンをくすぐる。
横浜がアメリカ航路によって文明開化の足音を聴いたならば、神戸のそれはヨーロッパ航路がその役割を果たした。
ヨーロッパの芸術や建築洋式、いわゆるヨーロッパモダニズムが神戸に上陸し阪神間に広がった。
ヨーロッパモダニズムが日本の文化と融合し独特な街並みを形成して行ったのが神戸である。
人はそれを「阪神モダニズム」と呼び、親から子へ、子から孫へと受け継がれて来た。
日本でヨーロッパの都会にあるような街を探すならば、神戸をおいて他にないだろう。それほど神戸の街はあかぬけている。
その神戸を海から眺めた。
メリケンパークオリエンタルホテル東側岸壁を出たクルーズ船は川崎重工、三菱重工の傍を通り港外へ。
神戸空港沖を西に明石海峡大橋を目指す。
六甲連山の菊水山、高取山、その西に須磨アルプスの山々が連なり、山の先に明石海峡大橋が横たわる。
大橋の手前で帰路に着く。
船が港に帰りつく頃、夕日がビルと水ぎわを染める。
ランチと言うには遅い、ディナーには早い食事をしながらの1時間20分のクルーズ。
チョット贅沢なひととき・・・。
・料理のメニューは以下の通り。
「夏の鮮魚のタタキと夏野菜さわやかなトマトのジュレで」「アンダルシアのガスパチョ柚子と白胡椒」のアクセント」「瀬戸内産スズキディル風味のロティトマトフォンデユと共に」「仔牛ロースステーキトリュフソーストマトプロバンスをそえて」「ルミナスオリジナルサマーデザート」「コーヒー」「パン」

