「鹿の角きり」と天川村「洞川(どろかわ)温泉」

鹿の角きり

10月6日土曜日、神戸から奈良の天理へ向かう途中、娘から孫の運動会が突然の雨で延期になったと連絡を受ける。
西名阪を走行中だったのでそのまゝ娘宅へ。
しばらく雑談をしていると高校一年の長男が明日「鹿の角きり」の手伝いに行くとのこと。
今日、明日、あさってと奈良の春日大社内にて「鹿の角きり」が行われる。
私たちはそれを見学することにし、ランチのあと奈良公園に向かう。
春日大社近くの駐車場に車を停め春日大社へ、入場料千円を払い場内へ。
料金を払ったときもらった「ならの鹿愛護会」の「鹿瓦ばん」2018年秋・冬号によれば、

《「鹿の角きり」は、江戸時代から今日まで約340年》にわたり、鹿と奈良の人々との共生の中で受け継がれている伝統行事です。
秋に発情期を迎えするどい角をもつオス鹿は、気が荒くたいへん危険です。
そこで、オス鹿たちの角により人や鹿がケガをしたり樹木が傷ついたりするのを防ぐため、奈良では「鹿の角きり」が行われてきました。》

 

鹿の角きり(画像をクリックすると「ギャラリー」に入れます)

天川村・洞川(どろかわ)温泉

奈良県吉野郡天川村の洞川温泉に着いたのは日も暮れた6時過ぎだった。
私は「村」や「町」の名前を冠している町村を無条件に好きになる。
淡路市のように「平成の大合併」で市の体裁だけを保っている地方自治体はいずれ国から見離される。
政府の補助金を目当てに合併を繰り返しても毎年毎年補助金が減らされ、8年?で0になる。
淡路市は間もなく補助金が打ち切られる。その先どうするのか?淡路島を一つの市にするのか?
「売り食い」を繰り返し先細りする地方自治体に未来はない。
天川村には年間65万人の観光客が来るらしい。滞在中気が付いたのだが若い観光客が多い。
「村おこし」に新しいものを取り入れ失敗する例が多い中で、先祖の残した遺産をうまく使って客を惹きつけている。
天川村
「天川村(てんかわむら)は、奈良県の中部に位置する村である。
キャッチフレーズは「天の国」「木の国」「川の国」。 「世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の主要構成要素である修験の山、大峰山があり、そのふもとには天河大弁財天社がある。」( Wikipedia 最終更新日 2016.08.17)。


この日の夕食にでた鮎の塩焼きは忘れ得ぬものとなった。  名水に育てられた鮎はこの地の人が自慢するだけあって全く臭みがない。
宿の横を流れるセセラギの音を子守唄に深い眠りについた。

2018年10月09日